我が国の恒例行事、年度末の駆け込み工事か、至るところで工事中です。 福島は土地価格も下げ止まっている様子で、避難者の宅地取得など不動産も多少動き出しているようです。

国土強靭化か何か知りませんが、河川の堤防工事も行われています。このような事は長い期間の計画で決まるので、震災でドウのコウノではないのかも知れませんが。以前の小泉構造改革で公共事業が削減され干上がる寸前のようであった「建設関連」には、干天の慈雨であるようです。

もっとも地元の施工業者によれば、「利益なき繁忙」で儲けはゼネコンへとのこと。「その辺りの仕組みはは除染とあまり変わりません」と言います、日本の経済構造というべきでしょうか。
見せ掛けの活況でも、動きが無いより数段マシと思えるのですが、そこに水を差すのがまた「東電」担ってしまいます。

豪雪の下で耐えていた「ほうれんそう」が雪どけで顔を出し、さらにすくすくと育っていますが、そことまたトラブル。今度は放射能除去装置ALPSの不調、停止ならまだしも3系統に中の1系統が放射線を除去しておらず、処理墨と勘違いしてタンクに移した。つまり高濃度汚染水が紛れ込んだとのこと。
こうなると温厚でなる福島県庁も怒った様子、残る2系統での運転再開を要請したとのことですが、これでは来月の予定されていたALPSの本格稼動など出来よう筈もありません。
先月のコックが空いていて汚染水が大量に漏れ出した、「故意」「過失」「事故」いろいろな可能性が取りざたされましたが「真相が分かった」と言う話は聞きません。 このような情報が流れると風評被害か加速します。そして、そして刻み込まれた「不信感」となって消費者は福島産に手を伸ばしません。 それからも堂々と福島産の「おしさ」をアピールしますが、水を差し続ける元凶がいる限り前途はまた多難です。
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