自然の猛威とは恐ろしいもの。3年前の津波の脅威は、3.11絡みの報道で散々見せられましたが、一瞬の破壊力も然ることながら、溜まって行く圧力も相当な被害をもたらします。

2月の大雪で積もった雪でビニールハウスの鉄骨が飴のように曲がっていました。このきゅうり農家も当社の取引先ではありませんが、やはり品質にこだわって専門的の東京に出荷していたとのこと。 こちらの農家さんは、露地は全く無くて大型鉄骨とパイプハウスの併用。つまり3.11時も地面は露出していなかったとの事、その後も以前は入れていた籾殻など入れずに絶対放射能は入らないような経営。
しかし、風評被害ははすさまじく東京からの注文は途絶えたまま。市場出荷で以前の半分ほどの価格で売らざるを得ないとの事。その上にこの雪害です。

真直ぐな骨材が継ぎ目から曲がってしまいました。天窓の開閉にも支障が出ます、結構7割程度の被害でも全損扱いで立て直すとのこと。国、県、市の災害復旧ファンドを使い急ピッチで作業を行います。
20代の後継者がいるこちらの農家は、また意欲が違います。未来を切り開くのはいつの世の前向きな意欲です。

雪の消えた屋外でも堆肥の投入が始まります。放射能の心配は、殆どありませんが東電がまたやってくれました。 汚染水から放射能を除去するという触れ込みの、ALPSが除去してないまま運転を続け水を保管するタンクに流れ込んだということです。臭いも色もない放射能ゆえ、確信犯とも見方もありますが、由々しき失態が続きます。天災と人災再起の春は揺れ続けます。
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