いよいよ3.11です。週末から特集番組、特集記事。いやと言うほど震災・津波・放射能、切ない記憶が甦ります。
宮城岩手県知事は、課題を抱えながらも「復興」に向かっているコメント。原子力災害を抱える福島は複雑です。
避難者の分断と遅れて先の見えない帰還。見解の相違と多様な意見、自己責任で判断をといわれても判断の材料が限られます。「帰ります」と言うのも「帰りません」と言うのもとても勇気の要ることです。
あとは、産業の停滞。今は地場産業とも言える除染事業がありますが(これとて地元に落ちるのはゼネコンの下請け孫請け曾孫請け)、自前の産業の復興再生を図らねば将来の見通しが立ちません。

今日は、仙台で過去東北経済産業局の認定を受けた事業者が集まる3事業交流会。私のところは第1期ですのでかれこれ8.9年前の認定。もう縁もゆかりも薄くなって・・と言いたいところですが、「風評被害」と言う名の「実害」に曝されている福島県としては、少しの機会も見逃さず、「商機」を探さねばなりません。

商品化を後押しするコンサルタントもいろいろコメントを残していますが、「いわゆる風評被害」となるこ歯切りが悪くなると言うより、主催者「経産省」の手前あえて話題に出来ない様子、最後まで風評被害という言葉は発しませんでした。
地域振興の願いをこめて、東北各地から集められた認定事業から生まれた「商品」「サービス」。モノ余りの中で労の販売は続きます、そのなかでも逆風が一段と強い福島県、さらに食の安心を謳う有機農産物などは、まさに史上最大の逆風のなかで商売するようなもの。 まさに「地獄の渕」しかも逃げ道はどこにもないなか、3.11が今年も遣って来ます。
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テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済
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