東京と大阪の食品商談会、「箸」が商材の方もいたので食品関連の商談会と申し上げて起きましょうか。
中小企業庁の外郭団体「中小企業基盤整備機構」が被災3県の企業を募って、東京・大阪のコンベンションで開かれるイベントの枠を買い取り出展したことは何度か書きました。
震災から間もなく3年、まだ支援が続くのかと言う声もありましたが、これがどうして各県とも苦境から脱し切れていないようです。

向の列は宮城県、名の通ったかまぼこ屋さんも出展。先ずは老舗でも直ぐに死店になる昨今、みんな必死です。 会津若松の馬肉専門店さん、経営者の親戚の女子大生が手伝いに来て馬の被り物。

ポークやビーフではないジャンル、需要はそれほどではなくとも、競合相手もいない分野かと思えば、このごろは馬肉を専門に扱う業者も増えてきたとのこと。馬刺しだけではなくジャーキーなども開発中とのこと、ビーフジャーキーならぬネーミングは残念ながら聞き漏らしました。
メイプルサーモンの養殖業も商品PRに余念がありません。風評被害の福島から中部地方に拠点を移すとのこと、苦境に立ち向かう姿勢は業種は違えどみんな必死です。

そんな折も折、大阪会場に飛び込んできたニュース、「福島でまた汚染水漏れ」。少々予測はしていました、この降雪量なので、事故現場でもかなり雨量があったはずです。溢れ出したかと思えばさにあらず、「確認し忘れ」「コックの閉め忘れ」の人為的なミスの続報、果ては「故意」の可能性まで言われていました。いくら販売現場でがんばっても、現況がこの始末では徒労に終わります。 「せめて粉もんでも食べて、またがんばろう」東北の人間が、三々五々浪速の町に消えてゆきました。
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