今日辺りのブログは、押しなべて「大雪」の話題でしょうが、本当によく降りました。東北にとっては何年か振りというより今年一番程度でなのですが、関東の交通混乱は相当のようです。

空間線量表示のサインボードも吹雪に煙っていました。このところあちこちで見かける住宅除染も、当分開店休業でしょうが、待ちかねていた対象区域の皆さんも「先延ばし」に落胆のことでしょう。基本的に現在の除染は表面削除と拭取り、洗浄。除染面が出ていないことには話になりません。

昨日は東京方面からの来客があり、福島駅西口のホテル会議室で地元企業の方と「情報交換」と「打ち合わせ」。駅前のオブジェも雪にかすみ、帰りのアクセスを心配しつつの会議になってしまいます。
逆に、先日東京での会議の後の懇談、知人の弁護士がいたので都知事候補になった元日弁連会長の業界での評判を聞いてみました。昨今、多くの弁護士事務所が「ご相談をお寄せください」とCMを流す過払い金返還請求のもとになった、いわゆる「グレーゾーン金利」の解消に尽力された方で、持ち回りの「しゃんしゃん」で決まることの多い会長人事では、「立候補」「主張」「当選」の手順を踏んだ稀有の存在だそうです 元首相タックとは違った意味で反骨の人だということでした、が大阪の弁護士出身の前知事は「今回の仕掛け」は、どうも不発のようで「弁護士」ブランドも時と場合によりけり、というところです。 もっとも、反骨精神と行政手腕は全く別の話でありますけれど。
弁護士と言えば原発事故賠償も「書き入れ」どきとみえるのか、「社会正義の門番」の意識なのか「弁護士」の活躍の場になっています。先日朝日新聞の全国版でも福島に留まって被災者の面倒を見ている弁護士、首都圏に居ながら事あればそちらの業務を中断して被害者支援にあたる弁護士が紹介されていました。 普段付き合いの少ない業種で(出来れは付き合いたくはない)法律の専門家ではありますが、どんな弁護士にめぐり合うのかが、ずいぶん問題解決を左右しそうです。
賠償と言えば、最近ある損保会社の保険金の不払いなる事件が取りざたされています。「2002年4月から03年6年に契約した自動車保険の一部で不払いがあり社長陳謝」云々と報道されていますが、ようは当該損保の企業体質の問題で、表に出ているのは氷山の一角のような気がしてなりません(一社に関らず、損保業界とはそんなものだといわれればそれまでですが)。 経験上、センターラインオーバーの対向車に衝突され避けようのない状態で頚椎を捻挫し0:10の過失割合で当方が無過失であっても同社の顧問弁護士は、治療終了から2年経過した整骨院の診療時間の表示の写真を撮って、診療時間外に治療を受けているという訳の分からん反論をしてきます。診療時間内だけで治療が終わらない場合いや休診日を変更したケースなどある訳で、不正診療であればそれを証明する真っ当なな手立てはいくらでもあるのですが(それこそ国家資格の治療機関が治療費の不正請求でもしたのであれば大ことですがさすがにそんな指摘をする気はないようです)、子供騙しのような手立てで事態を引き伸ばし、保険金を不払いにしようとしている損保会社とその走狗である弁護士による「嫌がせ」としか思えませんでした。このような弁護士事務所が存在しうる福島県は原子力災害加害者にとっては、組し易い土地柄かもしれませんが。
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