永年連れ添った愛車、ランドクルーザープラドが今日で車検切れです。

新車購入からから13年。せめて後2年と思わないこともなかったのですが、先月トランスミッションが一時的に効かなくなり足回りも相当へたりが来ていました、そのため走行中もフワフワと落ち着きません。走行距離が35万3千km、思えば長い付き合いで、ここ13年苦楽をともにしたと言えます。
「商売上手トヨタ」のパジェロ対策車、ランクルとは名乗るが実態はハイラックスサーフ、と世間的には評価の高い車種ではありませんでしたが、私にとってはなかなか良く出来たクルマで永らく愛用していました、特に耐久性は見事でした。
仕事上、県内各地の生産農家を訪ね歩くことが多く走行距離も驚くほど走っています。先々でお付き合いしてきた農家の皆さんの「笑顔」ともども、この相棒の想い出は尽きません。



やはり印象深いのが先の大震災。原発事故のニュースを聞きながら一刻も早く情報を取りに、現場管理に、と思いながら、燃料給油がままならず動けなかったこと。5月に浜通りに向かい、目にした津波の跡も忘れられません。途中の飯館村で見た早春の日差し元気に遊ぶ仔馬がいました。飯舘村もかつては相馬藩、野馬追祭りの馬は家族の一員のようなもの。


なかなか原発事故後は契約農家の「笑顔」と接することも少なくなりましたが、事故以前もいろいろと辛いことがありました。 例えば震災の1期前、「プラド」ではなく普通乗用車を運転中、対向車線をオーバーしてきた大型ワゴンに衝突さてたとき。頚椎捻挫で文字通り首が回らず、技術指導や生育情報の収集はおろか通院にも支障が出ました。首から錘をぶら下げたような圧迫感はずいぶん続き、放置するとめまいや吐き気そして頭痛、そこから視力の低下、ディスプレイの字が見えません。時が過ぎて圧迫感が薄らいだかと思うと首筋を鷲掴みにされたような痛みも永らく悩まされました。 このようなブログは空いた時間に体調を見ながらかけますが、生鮮野菜の受発注管理は定時にしないとパッケージングや梱包配送が間に合わないのでそれは大変です。さらに頭痛のタネは頭痛などを緩和する筋肉弛緩剤、これを飲むと急激な眠気が襲います。担当医に「困っています」と言うと、タクシーやトラックのようなプロドライバーならともかく、身体が大事ですから飲んでくださいとのこと。なにしろ外傷が見えない頚椎捻挫、主治医の言うことだけが頼りです。
交通事故と入替わるような発生した東日本大震災。震災そのものの被害は大きくありませんでしたが、同年7月に発生したいわゆる「セシウム稲わら」。これで農産品の風評被害に火がつきました、がんばろう日本の被災地支援「買って応援」の世論から、東電などの情報発信の不手際が相次ぎ「科学的なデータ」以前に、「福島産有機農産品」に不安のイメージが付きまとい、特に「安心の」高級ブランドである当社農産物への逆風は強く、支援需要が少なくなった2年目以降は一層厳しさを増しています。
寒冷地の福島、風雪時用に4輪駆動車も手元に残しておきたいのは山々ですが、紛れもない原発事故被災者であっても、慰謝料もない「旧避難区域外」の身(東電は被害の有無はは区分の対象にしていません)にとってはそうも行きません、当面今ある車両の使いまわしで凌ぎます。
でも、TOYOTAの四輪駆動車でディーゼルのバックキャリアの車は途上国では人気車種とのこと、車検制度がない海外で第二の活躍をしてくれるものと思っています。
国内組も逆風にめげずがんばりましょう。
スポンサーサイト
テーマ:果樹栽培・畑作・稲作 - ジャンル:趣味・実用
|