関東以西では梅雨もあがって、猛暑が続いているとのことです。福島以北はまだ梅雨のただ中、降る雨の下に紫陽花が見ごろを迎えています。

先週東京に行きましたが、そちらでは紫陽花の花は既に枯れていて、ドライフラワーのように咲いていた名残を留めるのみで、その意味でも夏の訪れを告げていました。こちらは桜で言うと5分咲きか、まだ相当に楽しめそうです。
 季節に合わせて「あじさいまつり」なるものも開かれています。昔流に言えば「村おこしイベント」何か時の晴れない福島だからこそ意味がある企画なのかもしれません。
紫陽花は広大な土地に群生するというより、庭先や空き地、玄関脇などにある風情が好ましいようで、やはり雨・傘・カタツムリがセットになって日本の雨季を演出するようです。

湿った季候下ではナメクジも出番です。が、カタツムリほど絵にならず、田舎の腕白小僧にしてみればナメクジと見ると塩をかけてみたくなる習性があり、大急ぎで台所にとって返し塩を取ってはナメクジにふりかけて、融ける融けないと理科観察に没頭しました。

仮にも国際的な大企業の社長をナメクジにたとえるのは失礼すぎるのですが、東電の広瀬社長と新潟県の泉田知事の会談の様子を見ると、東電社長はまさに塩をかけられたナメクジ状態「東電さんの言われることは信用できない」という泉田知事の返答には返す言葉がない状態がテレビ報道からも見て取れます。会見後の広瀬社長の「リターンマッチ」発言も、抜本的な原子力災害と原発運用に関る姿勢を変えない限り「返り討ち」になるのは明白で、東電が濫用する「(事故と被害の)相当の因果関係」という用語が「会社の黒字化と原発再稼動の因果関係」という言葉に置き換えられると、企業運営と公益事業との2重の社会的責任との板ばさみにあって東電という会社の存在理由と立位置を今後と問われて行きそうです。
雨に佇む紫陽花からまたなんとも無粋な話題に繋がってしまいました。東北南部はまた当分紫陽花が楽しめます。
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