梅雨空です。先日までの空梅雨が嘘のように雨が続きます。先日同じ福島県でも郡山市で局地的な集中豪雨があったようですが、福島市の方は適当な雨、降り過ぎの被害はありません。

主の居なくなった隣家の庭でも雑草に紛れてかつて丹精して育てていた花がひっそりと可憐な花をつけています。雨上がりの露が滴る様は幻想的です。

我が家の紫陽花はやや苦戦美味。というのは原発事故以来花の終わる8月には株際の少々の葉を残して刈り取っています。万が一Csでも吸収していたらとも思うからで、別に食べるわけではありませんが放射能管理の情報が少なかった一昨年に実践して、去年も行いました。今年は間もなく行政主導の面的除染(区画をローラー的に除染する)が入る予定で、俄仕立ての「専門家」のご寄託に拠りながら、猫の額も判断して行きたいと思っています。 まずは生育盛期に一旦刈るので樹勢は弱まり文字通り溢れんばかりに咲いていた花も、こちらに一輪あちらに二輪と言う咲き方になりました。逆に風情のある咲き方で「梅雨の紫陽花」のイメージには合うのかもしれません。
昨日は電力各社の株主総会があったようで、その話題で新聞紙上が埋められていました。総理問責もありましたがこれは形式上の問題、「野党」の非力をあぶり出したに過ぎません。 その国に支配権を委ねた実質国有化の東京電力も株主総会。原賠法によって文科省が設置した「原子力災害賠償紛争解決センター」の勧告を東電か拒絶したというニュースも同日流れました。こちらの方はなぜか新聞も詳細伝えていません。 三権分立と言ってしまえばそれまでですが、まずは被災者からはやるせない「ねじれ」には違いありません。泥沼のような長い裁判になるのでしょうか。
なかなかしっとりした梅雨の日も、落ち着いた日常に戻らない福島です。
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