福島市の喫茶店、運営しているのは飯舘村からの避難者で私の知人です。

昔の養蚕小屋を移築したものを借りて営業中、飯舘の喫茶店も繁盛店でした。平日の日中にも拘らず満席状態、「たまたまよ」とマスターは照れていますがこちらも相当の繁盛店と見ました。全村避難の飯舘を離れて仮設や借り上げ住宅のくらし。で、村時代のなじみのお店に集まって情報交換や愚痴のこぼしあいもあるでしょう、そのような客層も含んでいるので「繁盛」の言い方は適切ではないかもしれません。

しかし拝見した限りでは不敵な面構えの方も多く、東電や政府と係争も辞さないという雰囲気も漂います。 巷間言われる所によると「福島県人は大人しい」「お上に逆らわない」ということですが、そういう県民性だけではありません。いきなり逆上しないということはありでしょうが、これでなかなかねちっこいところもあります。 自由民権は西では土佐ですが東では福島、これからいろいろな係争や調停が頻発すると思います。

考えてみれば飯舘も相馬郷、旧相馬藩は小藩で北の大藩伊達氏への備えに鍛錬したのが、相馬野馬追の起源とされています。遥か海原を越えてきたコーヒーの香りは闘争本能に火をつけるのかもしれません
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テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済
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