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様々な流通のかたち
先日仙台市で野菜の直接取引についてのビジネスマッチングフェアがあり出展してきました。
農林水産省の外郭団体の独法の主催、「世の中も変わってきた」と言うのが実感です。野菜流通は青果市場を介してという業界の建前に、堂々と異を唱える動きです。
仙台開催とあって宮城県内のJAが多数出展していました。しかし、もう一つ気乗り薄と見えるのはJAの流通構造自体が市場流通を前提にしたものであり、直売所の売上げが言われますが全体の売上げからするとまだまだ1桁のパーセンテージです。
農水省の顔を立ててやってきたととでも言いたげに、型どおり来場者の質問に応じていました。

ブース

私のところのブースです、おかげさまで小松菜がチンゲン菜に見間違えるとの評価でした。産地側の多数派であるJAの士気が、もう一つ上がらないとなると、買い手の動きもどうも目立ちません。流通にイノベーションが起きなければ生産もジリ貧になって行くのはどの業界でも同じだと思うのですが。

展示資料

常々不思議に思うことがあります。テレビ局が(特にNHKで見かけるのですが)、年末になると青果市場の止め市が、新年になると初競りが実しやかに季節の風物詩として放送され、「来年はいい年になってもらいたい」「今年は良い年にしたい」と型どおりのコメントで手締めなども放送されます。
ことろで、今時競りで販売をするなどというのはまず稀で、相対ですっかり捌かれるのが実態、大きな市場ほどトラックターミナルの様相を呈しています。

視聴者がイメージする画を撮りたいのでしょうが、テレビ狂句の発想力も如何なものかといつも笑って見てしまいます。

おかげさまで、私たちの新生産流通システムも多くの皆さんの目に留まるようになりました。昔から初売りは新年2日で、元旦営業も珍しくないご時勢に4日の初競りと言うのもまさに様式美の世界。
イメージとは関係なくビジネスは日々刻々動いています。



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