ips細胞をめぐる研究成果と報道について、日米をまたにかけて大騒ぎですがノーベル賞の余波といったところでしょうか。 今回の研究集会は基礎研究ではなくて臨床、どちらかというと地域医療平たく言うと「梅ちゃん先生」の世界の先生方、しかし日本人の健康や地域医療を支えている分野です。
ですのでテーマも幅広く、医療の素人も話を聞いているだけならば内容も理解できます。とは言え専門家の研究集会ですので発表内容に対する反応も厳しく、昨年話題になった携帯電話の電磁波問題、事例を挙げて電磁波が引き起こす健康問題(と可能性)を報告している最中から、聴取席からは「携帯電話の普及前からあった症例」と一蹴されていました。

このところ学会、研究集会は何度か場数を踏ませていただきましたが、なんともおどろおどろしい世界で毎回気後れしつつの参加ですが、口頭発表で博多歯科医師の「放射能か出の健康被害と風評被害を防ぐため、県民はどう戦っているのか。医療者はどう支えていくべきか」、幕田の担当したポスターセッション「被災地の生きがいと産業形成のために」とも概ね好意的に受けとめられたようです。


<用意した事例データも午前中にはなくなりました。個々の質問の受け答えをすることが出来るのがポスターセッションのいいところです。 聞くところによると今回の参加者は500人規模、記念講演の香山リカ精神科医の知名度が効いたのか結構な動員力です。タレント学者の力を借りずとも福島の現状と復興を知っていただく機会が増えることを願っています。
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