オスプレイに尖閣・竹島、大津のいじめ自殺の話題もこのごろ聞きません。目まぐるしくかわるニュース・トピックに翻弄される日本。 千年に一度の大地震がもたらした「人災」、原発事故も遅ればせながらの対策に被災地は翻弄されています。自民党の新総裁(再総裁?)も事故現場を訪れ、「未だ収束していない」と当たり前のコメントを述べていましたが、収束宣言した現内閣への対抗上の言葉でしょうか。 現場に乗り込むのも結構ですが、各地の爪あとや住民の不信、不安にも目配せをしてもらいたいものだと思います。

猫の額ほどの、近所の公園でも除染が始まりました。市の公園緑地課の担当する本年度事業44箇所の一つとのこと、未曾有の際涯下でも縦割り行政は健在のようで近所の除染場所でも、管轄が違う、事業が違うさらには予算が違うと虫食いのような除染作業の進行です。 ここも、看板だけはにぎやかに立っているのですが近所への説明や埋設場所の確認も業者任せ、指摘をすると担当者から業者に指示しますと一報が入ったのみ。もっとも、通常の行政機関の業務は相変らずあるわけで、放射能際涯に関わる業務はさらにその上に載ってくるもの、何年か前から事故を想定して人員確保や教育をしているわけでもないので市の担当者もお気の毒としかいえないのですが。

奥まった路地でも法定通り交通整理の人員も付け、型通りの作業をこなすのは「さすがに日本人」と言いたいような律儀さ正確さですが、指示が欠落するととたんに作業が進まなくなります。 ともあれ、世界が注目する事故処理です。「さすがに日本」大2次世界大戦の廃墟から立ち直ってきたバイタリティも発揮したいところですが、リーダーがと言うのは無いものねだりでしょうか。 エアスタブリッシュメントの質の低下がどうしても気になります。
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テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済
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