彼岸過ぎて雨も降りすっかり秋の気配です。 巨峰、高尾も今が旬、先ごろまでの暑さで糖度も十分。ただ甘いだけでなく適度の酸味と渋味が味の奥行きを作ります。㎏いくらの農産物ではこれからの時代は生きてゆけません、天の恵みの日光と気温それは公平に行き渡るのですが+αの土作り。決め手は分かっているのですが安易な方に流れるのは人間の性でしょうか、生産者の組織化の難しいところです。

果樹は野菜に比べて、まだ小じんまりとですが、旬で美味しいものが取揃うようになりました。
全品検査で揺れるお米も10月にはいると最盛期、あちこちで稲刈りの風景、刈り終わった田んぼも目に付くようになりました。

今年は、東日本には大きな台風が来てないのですが、少々稲が全般的にのめり気味なのが気になります。ゼオライトの施用にあわせてN肥料でも入れすぎたのでしょうか。 逆にインゲン等はゼオライトを入れた圃場は花落ちがしたということでした、これは肥料不足です。もともと肥料のいらない豆科、放射能の災いは微妙な栽培技術も狂わせています。
一生懸命美味しいものを作ろうとしている農家に早く光が差し込みますようにと、祈るように秋の深まりを見つめています。
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