分散型の夏休みだそうですが、そろそろ今日からはまた日常の業務に戻る所が大半でしょうか。オリンピックのせいか、何かと気ぜわしい夏でした。
猛暑の夏にがんばったのがこのコマツナ、試験栽培のコマツナです。先の福島県の提案型実証試験で成果の出た「EMオーガアグリシステム標準たい肥」のセシウム抑制効果。プランター試験から外部圃場で効果の要因を調査する試験設定、栽培品目は県の実証試験同様アブラナ科で移行係数が高く比較的栽培日数が短いコマツナ。

ところが、夏栽培向きの品種でも発芽温度が25℃のところ連日35℃の厚さコマツナでなくとも面食らいます。そこに空梅雨気味の梅雨明け以来雨らしい雨は降らず。
今回は予備試験でしょうか、また気温でも下がったら播き直すしかなさそうです。大体セシウムの動態や移行など従来ならば思っても見なかった調査、ごく僅かな文献しかありません。 しかも、チェリノブイリのデータが残る欧州各国とも四季のある日本とは気候風土が違います。核種としては同じでもデータは1から見直さなければなりません。

このところなんかいか雷雨があり、急にコマツナ・雑草とも伸び始めました。休みが明けて大学の研究室も動き出します、またこれから数値との格闘が始まります。
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テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済
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