
旧盆の15日、甲子園も今日で各地区代表校が出揃いました。夏の甲子園も折り返し、熱闘は続きますが日一日と初秋の気配が漂います。
桃も前半が終了、これから川中島白桃など晩生の品種が続きます。今日の福島は夏空が広がりました、夏空を背景に収穫を待つ桃が、甘さを競うように夏の陽を浴びています。

いつも農場、農家を巡る愛車も走行距離が32万kを越えました。これ以前に乗っていた日産車が24万kでスクラップしてしまったので、耐久性に関してはさすがにトヨタと言うところでしょうか。何せ遠距離を走るので、ディーゼルエンジンが望ましいのですが、このタイプではトヨタはディーゼル車は造っていないのでこの後の車は未だ想像ができません。農家の皆さんには「永いねこの車」と言われますが「原子力事故のあとの地獄を一緒に見たので手放せません」と答えることにしています。

ブログを書くのは、直ぐに反応が見えないためにむなしい作業でもあります。「心折れるような体験の中から立ち上がられ、命の糧を育てれれているご様子、ブログにて拝見し、是非賞味したく申し込みました。」とのメールをいだだきました。全く見ず知らずの方ですが、相変らずの拙文にただただ恥じ入りつつも嬉しく読ませていただきました。 福島の想いが少しでも多くの方々にお伝えできれば幸いです。未曾有の原子力災害、これは放射能だけではなく危機管理、リスクコミュニケーション、被災者の心のケア、経済性と安全性、国策のあり方等々数多くの教訓を残しました。
これらの教訓を伝えてゆくことも福島の人間に課せられた使命であると愚考をしております。 丸裸同然になりながらも、とりあえず生き延びていることや、この上なく美味しい桃を畑や出荷作業場で誰より早く試食できることを、ささやかな喜びにしながら真夏の1日を今日も過ごしました。
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