
桃がたわわに実るこの時期に、もう一つ注視している管理技術があります、コシヒカリの出穂時期です。 今年の桃は好天に恵まれも、甘みも乗った美味しい桃に仕上がりました、永年の有機生産技術も言うもでもありません。 何年か前、梅雨明けのの確認できない年もありました。八月になっても雨、ようやく降り止んだと思ったら旧盆に掛けてまた雨。桃も甘くなりようがありません、光合成菌を使い糖度を確保して「割と美味しい」とは言っていただきましたがあくまでも相対的な話で、適度の湿気があり強い太陽が照りつける年とは比べようがありません。
福島はこの時期がコシヒカリの出穂期でもあります。田植えをして茎葉が伸びて、分けつと呼ばれる株分れがあり稲の株が太くなります。お米は実(種)なので、草丈を育ててもあまり意味がありません、あくまでも稲の穂が着くための茎葉です。 今日通りがかりの水田を見ると穂が出始めていました。この猛暑で平年よりも5日程度早いでしょうか、例年だと お盆休みの終わり頃のイメージがあります。

くどいようですがお米は実ですので穂だ出た後受粉をしなければなりません、この受粉期の気温や天候が作柄に影響します。少なくとも今年の天候だと「いもち病」の心配は低いだろうと思います。 「いもち病は人災です」と、状況に関係なく農薬を使わせたがった農業改良普及所もこのところ無茶は言わなくなりました。 出穂が終われば東北のの秋が駆け足でやって来ます。
スポンサーサイト
テーマ:美味しいもの - ジャンル:グルメ
|