
強すぎる、まったく強すぎる夏の日差しを受けて今年も「きゅうり」が元気に育っています。 光合成は十分できるのであとは水の散布。作業する農家の方は日焼けなどという生やさしものではなくて、まさに赤銅色。オリンピックに出てくるアフリカもかくやと言う状態です。
しかし、水撒きばかりもしていられません。高温になると病害虫の発生も多くなります(農業の場合、低温多湿でも発生する病気があるので何れにせよ油断は出来ないのですが)。 その中でも化学合成農薬の散布を減らそうと、農家の皆さんにはいろいろな工夫をしていただいています。ここきゅうりの全国的な産地、須賀川市の石井さん、タンクの水に溶いて散布するのはセラミックス「菜園パウダー」、堆肥、ぼかし肥料の肥料設計で化学肥料のような急激なN成分の作用がないためもともと農薬は少ないのですが、このようなセラミックスの散布でも農薬量の低減を図っています。

セラミックスで病原菌が死滅するのか?と言うような直截的な話ではなくて、生育環境を整えることによって農薬依存度が減るという風にご理解下さい。 水で何度も溶かして、さらにタンクの中で攪拌し動力噴霧器で葉面に散布します。まさに生活がかかって、毎日管理・観察をしているきゅうり一筋の専業農家が経験則で「効果がありますね」と実践している技術です。

しかし,きゅうりの外観だけでは見分けがつきません。差別化されたブランドで出荷しています、このように差別化されたブランド農産品がもっともっと広く認知されたとき、日本の農業や流通が構造的な変化が起ってくるのだと思います。
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