
先ごろまでのむし暑さが嘘のように,梅雨寒の陽気に冷たい霧雨も落ちてきます。 北海道を挟むようにして進む低気圧が、太平洋高気圧の張り出しを阻害しているのでしょうか?いずれにしても低気圧進路を押し上げればいよいよ福島も夏本番です。 待ちかねたように早生系の桃も赤く色付いてきました。早生種の「暁星」の放射能分析を行ったところ、セシウム134,137とも不検出。また風評被害と闘う夏がやってきます。
農業は1次産業の中核であり、「産業論」として支援や再構築を図るべきでありボランティアなどによる支援は適切ではない・・・。と言うのが私の持論なのですが、放射能災害下ではボランティアによる支援も必要になってきます。
今日は放射能災害以降耕作を休止している水田の除草です。荒れ放題にする訳には行かずボランティアのの蔵刈でした。

草原ではありません、水田です。それも昨年から田植えはしてないというものの、今年の春も耕運整地はしてあります。それが、わずか3ヶ月の間に人の背丈ほど、と言うのは大げさにしても、やはり1mくらいは雑草が伸びています。水田だけあってイネ科雑草が多く茎の繊維が刈払い機に絡みつき、河原の草刈もかくやと言うような状況です。 これが震災前までは、EM有機栽培により、うらやむほどの高品質のお米が取れた水田かと思うと、お手伝いながら無念でなりません。

草刈機も軽く性能も良くなりました。「2サイクルエンジンも始動が良くなったね」と言うと、「何年前の機械と比べてですか」と笑われてしまいました。しかし、一日の作業で右手が上がらないほど疲労が溜まります、明日は相当の筋肉痛でしょう。 肌寒いくらいの気温でで肉体的には助かりましたが、炎天下での草刈は本当に堪えます。しかも、生産活動とはいえない保全の仕事。またこの水田も黄金色の収穫期がいつか迎えられるよう、出来るだけのお手伝いはして行こうと思っています。
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テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済
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