
雨の土曜日です。聞く所によると今日は野田総理が福島県を訪れ、いわき市ではフラガールを励まし小名浜気港などを視察しているとのこと。 総理が視察すれば状況が良くなる訳ではありませんが、ひとまず福島の現状を確認していただきたいと思います。 総理が視察をしメディアが付いて回っている間にも、福島県内では雨の中いろいろな取り組みが行われています、国の除染計画が進まないと報道されるなか、痺れをきらす住民は独自に除染活動を始めています。雨のなか合羽を着ての作業です。

重機も入れない路地は全くの手作業になります。樹木を軽く剪定して草や落ち葉を取り除きます、剥ぎ取った土は中間貯蔵施設が出来るまでは埋設するようになりますがアスファルトだとそうは行きません。まさにマニュアルなどなく計測しながらの創意工夫による作業が続いています。
農産品直売所や生産団体、支援する大学による復興イベントも行われていました。 県内の生産者や県外の支援者が相互に意見を述べていました、報道機関の方は野田総理の言動に張り付き、目立った全国メディアも来ていませんでした。 「小規模でもこのような場を根気強く続けることが大切だ」という発言は自分にに言い聞かせるように響いていました。

雨で来場者も限られていましたが、県内各地から集まってきた直売所の販売ブースも元気に販売を続けています。最後には販売者ごとの商品交換で在庫を捌いていました。原子力事故さえなければ、今頃は農業生産だけに注力していればよかったはずなのに。

総理の動向だけでなく、全国に伝えたいの福島の現状がまだまだあります。
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テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済
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