平成24年も半分過ぎました、もう7月です。平成23年3月11日の大震災と、その後の放射能災害によって激動の年が暮れ、ひき続き激動の年が明け落ち着かないままもう半年です。このような激動はどのくらい続くのでしょうか?


落ち着かない人間とは対照的に、農作物は季節の営みと歩調を合わせてい例年と変わらぬ表情を見せています。
今月末から本格的な収穫が始まる「もも」はテニスボールくらいの大きさです。これから日照を受け赤みがさして来て「もも」の実は二回り三回りと大きくなってゆきます。 りんごはピンポン玉くらいの大きさです、11月までまだまだ長い日数を経て成長します。この実が育つ頃には風評被害も一段落していることを願っています。
「福島県もトップセールスへ」おそらく、農林水産部からのプレスリリースで特に県内の地方紙に書かせてているのでしょう。知事やJAのトップが青果市場や量販店に取り扱いをお願いして回る「これだけの検査をして大丈夫です」というセレモニーが引き続き行われてゆくとのこと。
国や県、そして東電も含めて、リスク・コミュケーションに失敗して多くの国民が疑心暗鬼になっていて、福島及び周辺地域からの産品に消費行動を起こさないという現実・現象に対してなんとも安直な方策で、逆にリスクコミュニケーションの失敗の上塗りにならなければ良いがという心配をしてしまいます。
昨秋の、福島新発売というキャンペーンを張り、「お米の安全は証明されたと」しかも県知事自ら安心宣言をしながら自主検査によってボロボロと汚染米が続出したような失敗は願い下げにお願いしたいと思います。
風教被害は、人の噂も七拾五日か国民の脳裏にインプットされた確定情報かは、今後の展開を見なければ分かりませんが、もう少し戦略的な発想があってもよさそうです。
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テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済
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