
毎年美味しいミニトマトを生産している田村市の白岩さん。ここは線量そのものは低いものの、集落の一部が福島第一原発の30km県内に掛るということで、昨年は一旦生産の自粛要請がありました。 線量は低いし、だいいちビニールハウスの中はセシウムが降るわけがないと生産継続を模索したものの、行政やJAの要請に従った形になりました。 JAに聞けば市役所の指示待ち、市役所に聞けば県の指示待ち、県に聞けば国の指示待ち、堂々巡りの伝言ゲームはこれが一応「落ちたりとは言え先進国か」というようや混乱ぶりでした。 さらに混乱に拍車をかけたのが、既に定植したトマトの苗を抜き取り廃棄処分にした後、「やっぱり栽培OK」の通達があったこと。 そんなことを言われても後の祭り「苗代と処分料は保障します」といわれても、失った時間と栽培機会は取り返す術がありません。 2年ぶりの栽培となった今年はほぼ順調に育っていました。下段からミニトマトが赤く色付いています。初夏の味覚はもう直ぐです。

田村市で塾を経営する半谷さん。福島県伊達市の選任放射線アドバイザーをされている方です。先日田村市の滝根町というところで半谷氏の講演があり主催者からお誘いを受けて参加しました。田村市で伊達市のアドバイザーというのも分からないのですが、その点は聞き漏らしました。
第一原子力発電所の近隣というか立地地帯、双葉郡双葉町のご出身で食品関係の企業の研究室にいられた方のようです。 とちらは原子力災害に関しては楽観派、「食品内部被曝より安直な食生活の発ガンリスクの方が相当高い」というご主張でした。

大小さまざまな講演会が開かれ、福島の住民の法巣安濃への意識や知識も相当増えてきました。 放射能被曝、影響を煽りに煽っていた新聞社系週刊誌も、南相馬市でのWBC(ホール・ボディ・カウンター)の検査結果について、チェリノブイリより2桁低いと報道しています。 出版社系週刊誌に至っては東電の体制については記事にするものの、福島の情報などめっきり見かけなくなりました。 放射能の健康被害については、目に見えないものなので楽観は出来ないが、「EMオーガアグリシステム標準たい肥」など対応策も出てきており、壊滅的な被害を及ぼすものではないという見通しも立ってきました。
さて、あとは風評被害です。
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テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済
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