お客様を圃場に案内しました。 ビニールハウスのの中は、きゅうりトマトとも最盛期。梅雨の中でもここは一足早い夏の味覚です。

このトマトは、自然農法交配の「紅旬」という品種。よくスーパーに売っている「桃太郎」ではありません。 JAなどで集中管理をすると、多様な品種があると手間が煩雑になるので品種や栽培方法を絞り込み、逆に言えば個性のない商品構成になってしまいます。
日本の自動車が世界を席巻し始めた頃、かゆい所に何本も手が届くような品質とサービスと言われて来ましたが、農産物の生産流通には食糧難の時代の名残がまだあり、零細な生産者の生活を保護するという名目のもと、構造改革が遅れてしまいました。零細の生産構造ゆえに出来うる商品構成やサービスもあるはずなのですが。

このきゅうりも「絶品」という評価をお客様から頂きました。放射能災害、それに伴う風評被害、未曾有の逆風の中だからこそ出来る構造改革が必要とされています。 今日の新聞では、知事を初めとするトップセールスで「風評被害の打破を」とまるで検討はずれの記事が出ていました。表敬訪問などのセレモニーでは何も生まれません、次に他県の知事が来ると相手はまた満面の笑みで出迎える構図はもう何年も前から続いています。
スポンサーサイト
テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済
|