今日はどこへ行っても20日に発表された東京電力事故調査委員会の「報告書」の話題でした。 各メディアとも「当事者意識を欠く身勝手な内容」と言う論調で一致しています。政府介入と津波を事故原因を事故原因としていますが、「全く話になりませんね」というのが福島で評価でした。大飯でもそうなのでしょうが、自分たちで創ってきた安全神話二自分たちが縛られてしまった結果と言えます。絶対安全ですといっている手前、目に見える対策などできようがありません。 原子炉を作ったGEがM7.5までしか想定していないといっているのに、地震ではなく津波が原因と言い張るのも妙な話です。

津波の直撃を受けた沿岸部は別にして、内陸部では地震の跡形は見えなくなっているのでしょうが、何かにつけ放射能の影響を最優先に考えざるを得ない福島はようやく普及工事が始まった所もあります。 私のところの近所でも、飛び出したマンホールの埋めなおしが始まりました。

マンホールだけが持ち上がるはずはなく、ようは地盤が下がったことによって起る現象なのですが、ひと度事故が起ると想像を絶する被害の起る原発事故に「想定外」と言う言葉はなく、官邸の介入や全面撤退とは言っていないという枝葉末節の話題にすり替え、自己弁護を繰り返す企業に、またとんでもなく危ないものを持たせてしまった戦後のエネルギー政策を任せてしまった責めは誰が追うのでしょうか? ギリシャに端を発した欧州危機もものかわ、サッカーのの欧州選手権で盛り上がるヨーロッパですが、日本の危機は内なるモンスターにあるといっても過言ではないでしょう。
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テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済
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