
6月もあっという間にもう中旬、ツバメの来訪を喜んでいたと思ったら、雛が孵り親ツバメの運ぶ餌を待っていました。 あと10日ほどで夏至、さらには今年半分がもう終わり、そして梅雨が過ぎれば真夏です。
そして、真夏に向けて大飯原発の再稼動が取りざたされています。感情論を除けば、永年国策として原子力発電で一定の発電シェアを計算し、代替発電も決め手を欠くとすればあながち再稼動も無謀とは言い切れません。 先日事業者向けの電力料金を安くし家庭向け電力で利益を上げる電力会社の体質が問題になっていましたが、考えてみると鉄道用の電力料金が上がると電車賃に転嫁される事もありえます。工場の電力料金が上がることによって工業製品が値上がりしたり、極端なことを言えば国際競争力が失われ、海外移転やリストラが進むことも有り得なくはありません。 目先の感情論だけで走ると事の本質が見えなくなることがよくあります。むろん代替エネルギーが出揃うまでの過渡期の話ですが。

しかし、そこで問題になるのが電力会社の体質です。都合の悪いことは誤魔化す、平気で嘘を言う、約束を守らない。 例えば先日の国会では、東電の前社長は当時の総理、官房長官の東電は全面撤退を申し入れてきたと言う証言に対し「そんなことは言っていない」と強弁しています。しかし、当時現場にいた作業員は「撤退することになったのでこれから帰る」と、各自家に電話を入れています。 裏を取れば分かる話を、偉い人たちの「言った言わない」で済ませる国会も国会ですが、「誠心誠意嘘をつく」電力会社に原発など危険極まりないものを任せることに危惧を感じています。 何とかに刃物と言いますが、人類は自分で制御できず、また燃料の最終処分も出来ないものを目先の「儲け」で安易に作ってしまい、その処理に手間どっています。
もっとも、「嘘をつきまくり、被害者に誠意を見せないのは東電さん。私たちは関西電力です、大飯はお任せ下さい」と言われてしまうと、同じ穴の狢でないことを願うのみです。
梅雨の時期に収穫するブロッコリーもずいぶん大きくなってきました。落ち着かない世相を瀬に、どこまでもさわやかな風が吹く入梅前の福島です。
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