福島駅、県庁方向の東口が正面なのでしょうが、新幹線側が西口になります。 西口を出て正面にいくつかのホテル、その南側にはイトーヨーカドー福島店。北側にはちょっとした公園があり福島市のシンボル、果樹類が植えられています。 この公園は通路も兼ねているので、果樹を見ながらいつも通行しています。

もうすぐ旬の「さくらんぼ」のために、雨除けの覆いと鳥対策のネットが設置されました。手前にこの場所の放射線量を示すおなじみになってしまった、ソーラー形式の線量計です。なんと無粋なと思わないこともありませんが、この辺は「役所のセンス」と言うしかありません。 「福島の農産物は線量の管理をしています」とのメッセージとして取ってもらえれば良いのですが。

この公園の先には、「コラッセふくしま」というビルがあります。 このビルは私たちの研究のデータ展示や打合せスペースとして常時使わせていただいています。 震災の復興支援の組織やら東京電力の原子力賠償相談室の分室も同居している、まさに福島の縮図です。 最上階からは新緑の福島が一望できます。何事もなかったように、新緑と残雪が変わらぬ佇まい見せています。
今日の報道によると、電気事業連合会の報告書は、福島第一原発を「冷温停止」と報告したそうです。何事もなかったように装いたいのでしょうが、大事故と世界的な環境破壊が現在進行中でありながら「冷温停止」はなかろうと思います。 現在でも原子炉には大量の水を注入し、水温の上昇を抑えている状態。しかも注入した水は溜まることなく水量は一定している様子、行き先は海洋流出であろうことは容易に想像できます。
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テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済
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