
大型連休も終わると、例年だと田植の季節です。 ことには冬が厳しくて春先も温度が上がりませんでした。農作業全般に遅れ気味です。さらに放射能の影響で耕作を放置した農地も目立ちます。 水田は畑地と異なり、水利権や水路の保全、さらに雑草の処理のなどの問題があり、虫食い状の作付けは何もいいところがありません。 高齢化が進む日本の農業、TPPが始まると耕作放棄地が爆発的に増えるとも言われています。 日本農業の未来予想図を見るようです。これをプラスの予想図に変えるよう研究を進めなければなりません。

現在はビニールハウス中心の農産物の出荷です。ほとんど放射能も検出されていません。 山で根の張りが浅い山菜類は放射能が検出されやすい傾向にあります。筍も採らなければ竹林ばかり広ががるので、切り取って道路に打ち捨てられていました。 炊き込みご飯でも煮物でもとても美味しい旬の味です。
冬収穫した大根を、冷気の中で乾燥させた「凍み大根」と言う食材があります。特に技術や設備も要らないので冬ともなるとあちこちで生産されました。供給過剰で価格が下がると筍の季節まで保管しておきます。筍と凍み大根の煮物は絶好の取り合わせで、お互いの味を引き立たせます。 その凍み大根も、乾燥によりセシウムの濃縮が懸念されると言うことで出荷自粛になりました。それよりも何よりも、凍み大根の産地であった葛尾村や飯舘村は全村避難です。

山間の公園にも線量計が設置されていました、この公園は除染されたような形跡が見られません。 この前まで見かけた「この公園では長時間遊ばないでください」と言う立て札の代わりでしょうか?災害復旧、放射能抑制、除染、環境放射能の情報化は急務ですが、単にハードを設置して予算の消化をするのであれば、あまり意味はありません。先駆けになるプラスの未来予想図は描けません。
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テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済
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