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有機循環型サプライ・チェーン・マネジメントシステム
産学官連携のご縁がって、大学や研究機関との共同研究で、農業分野にサプライ・チェーン・マネジメントを利用することを研究・開発を行って10年以上経過しました。
サプライ・チェーン・マネジメントは略称でSCMと言い、トヨタ自工の生産ラインから生まれて世界に広がりました。もともと工業分野で生まれ、商業流通やサービス産業でも利用されるにいたりました。

農産物流を仔細に知らない大学の生産流通情報の専門家と、サプライ・チェーン・マネジメントを理解しきっていない農業生産現場の私達とで、問題認識のミスマッチから共同研究が始まったのを思い出します。

農業の生産流通に無駄が多い!概念的にはよく言われることですが、どこが無駄で何が必要なのかと言うことは、それぞれ見方が異なります。農産物と言う気象や栽培条件により収穫時期と量が事前に捕捉しきれない特性上、ある程度の無駄は存在させなければなりません。

農業用SCMの開発で転機があったのは、農産物の収穫から出荷・物流・販売だけでなく、農業生産に要する有機性廃棄物⇒堆肥化⇒農業生産利用までの供給連鎖(サプライ・チェーン)を組み入れることが出来たことです。


堆肥舎

このことにより、生産技術の平準化や農産物品質の安定につながってきました。
物流と品質の一体管理が現実化してきて、スケジューリングとあわせて「必要なとき」「必要な量」必要な所に届けると言うSCMの基本がある程度出来てきました。

もちろん、まだまだ改善や改良の余地はあります。農産物のSCMなど植物工場のような人工的な管理下でないと成立しないと言う意見も根強くあります。確かに植物工場なら空調と液状の養分供給で収穫はコントロールしやすくなります。

土壌上微生物

しかし、個別農家のしっかりとした土壌管理で美味しくて履歴の明確なものを鮮度を保って消費者に届けることを
可能にすれば、過大な資本の投下がなくても新しい農業モデルの創造は可能であると思います。
今の日本の就農人口の構成がいいとはとても言えませんが、家族労働を中心に雇用を確保していくような法人化が望ましいように思っています。
一定水準の資本を投下して一気に企業的な経営を目指す向きもあるでしょう。それも悪いとは言えませんが日本の風土に合いますか。

いろいろな転機が一気に押し寄せた、震災以降の東北地方。がんばり甲斐があるといえばあるのですが。




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