その日は中学校の卒業式でした。 いつもより早く学校から帰る帰る娘を診てもらうために、掛かり付けの総合病院の小児科に行く予定でした、小児喘息で市街地のマンションから郊外の戸建に越して6.7年になります。 4時の受付終了に間に合わせるため出掛ける準備をしていた最中に、揺れは突然来ました。 長い長い揺れが続きました、食器棚から食器が飛び出してきます。無理の抑えると扉のガラスが割れそうなのでもう食器は割れるに任せました。 一旦収まり表の公園に出るとやはり同じように早く帰宅していた中学生が避難に出ていて泣いていました。同じ程度の揺れが何度か続きます。
 近所のマンホールはここまで浮き上がりました アスファルトが千切れたゴムのようです
息子は小学6年生、間近に卒業式を控えていましたがすべての行事が中止になりました。 誰かに祝ってもらうことなく後日職員室で教頭先生から修了証書をもらいました。そして天災だけではなく放射能災害が追い討ちをかけます。
そして、その年ももう暮れます。平成で一番長い日23年3月11日、地震、津波、原発事故、風評被害『天』はいつまで被災者に試練を与えるのでしょうか。
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