放射能災害は電源立地の恩恵など何も受けない、静かな里山にもいろいろな影響を与えています。 山林除染という深刻な問題も発生してきました、関西の方の研究者には線量の高い山林は閉鎖して立ち入り禁止にすべし等と言う人もいますが、山林の恩恵を得て暮らしてきた里山の住民には考えられないことです。
山村を歩いていると、厳しい情況でも、踏みとどまりなんとかこの地で生活をして行こうとする姿勢が垣間見えます。福島と宮城の県境を走っていると、10リットルのパックに入った溶液がシートの上に広がっていました。

見慣れない方は?だと思いますが、この赤い溶液はたぶん、いやまぎれもなく「光合成菌」、増殖を促すため日光に当てていると思われます。 光合成菌が放射能の抑制に効果があると言う話題は、既に広島国際学院大学などから発表されています。

冬至も間近なってきて、夕暮れがとても早くなりました。薄暗くなって撮影をしたのでちょっと曇っていますが柿の木です。白く見えるのが樹木、放射能の徐去のため表皮を剥離しました。 方法としては高圧洗浄機で表皮を吹飛ばします、消費が当たり一面飛び散るわけである意味では放射能の拡散ですが、少なくとも柿の木からは離れます。 考えてもいなかった作業で、効果の程も未知数ですが来年の収穫に向けて執念のような作業は続きます。
都市の電力の享受を支えながら言いようのない苦悩と恐怖に陥れられた福島県、未来に一筋でも巧妙を見出すべく必死の努力をしています。
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テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済
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