
10月9~11日は福島稲荷神社の秋の例大祭、これを境にいっそう秋が深まります。
福島県北部は柿の産地、和歌山や奈良の西日本の産地と異なり、脱渋して生で食べるのではなく(会津身しらず柿などそうした食べ方もありますが)こちらは皮を剥いて乾燥させた干柿の産地です。
こちらの柿は「蜂屋」という、先のとんがったタイプが主流、信州の市田柿のように乾燥を進め果糖で肌が白くなるようなものではなく半生でゼリー状の果肉が特徴です。

秋空に映るオレンジ色の柿の見は例年と変わらない秋の風景ですが、ここにも放射能の魔の手が伸びてきました。 乾燥して果実の重量が減る分、放射線が濃縮されるというのです。農家にとって冬の現金収入となる干し柿の加工出荷は重要な産業です。 この作業がなくなると、出荷農家はもとより加工作業のパートさんや加工、出荷資材の業者にも影響が及んできます。
今年福島のタバコ耕作農家は全面的に耕作をしませんでした。来年耕作に復帰するのは約半分だろうといわれています。
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テーマ:食の安心 - ジャンル:地域情報
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