
桃の主力品種「あかつき」の出荷が始まりました。「まどか」と続き、お盆過ぎには「川中島白桃」そして、秋の風情が出てくる月末には梨の「幸水」の季節になります。
今回の土壌肥料学会でも、放射性物質セシウムの特性として土壌とイオン結合によりきわめて土壌と強く結合すると言う主旨の報告があったようですが、結局ウクライナでのデータをなぞっただけで、あまり目新しいものはないように思いました。
ここ渡辺果樹園さん、15年以上も契約農家として「無化学肥料」の土作りをしてきました。 検査機関の分析でも、桃からはヨウ素、セシウムなどの放射性物質は不検出でした。物理的、化学的な放射線の除去は必要ですが、検出されないような栽培もあります。 これからもモニタリングは続けますが、放射線は無いものは無い、といわざるを得ません。
樹木の皮をむいて除染するという指導もありますが、桃の最盛期にそのようなご苦労なことをする果樹農家は先ず見当たりません。
渡辺さんの特徴は放射線不検出だけではありません、なによりその桃の美味しさです。糖度の高さだけではありません、酸味等のバランスに秀でています。

渡辺さん含めて、このマークで流通しています。 美味しさとは個人の主観だという人もいます、食品系の研究者にわりと多い見解です。 しかし美味しさを指標として割り出し、POSデータなど売れ行きとの相関を見れば、きっちりと正の相関が見て取れます。 科学とは、試験管を振ることだと勘違いしている研究者がいます。自然科学・社会科学、いろいろな技術や研究を総動員して日本の農業を再生しなければなりません。
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テーマ:食の安心 - ジャンル:地域情報
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