
道路を「雉」が横切ってゆきました。 道端の草むらから林に入ろうとしています、縦に見える線は電線の影です。 人のいない自然とはこういうものなのかと改めて知らされます。 夏を過ぎるころには、草や木がもっと道路を覆い、1年2年と過ぎるにつけ人のにおいが消えて行くのでしょうか。

人影は見えなくとも、人間の営みが色濃く残っている所もあります。 土手にアジサイの花を見つけました。毎年一生懸命管理をしているのでしょう、土手一面に群生しています。 避難が決まってからも手入れし続けていたのでしょう、周りの雑草も刈ってありました。 見る人もないアジサイが咲き誇っています、中部以西は梅雨明けしたとの事ですが、南東北の梅雨はあと十日、例年7月20日頃まで続きます。
福島の梅雨明けは7月下旬「相馬野馬追祭り」が目安になっています。ここ飯舘も相馬郷のひとつ、例年だと祭りを待ちわびる頃です。 今年の野馬追は規模を縮小して開催するということですが、もちろん飯舘郷からの出陣はありません。楢葉、双葉、小高などの各郷も避難所からの参加になるのでしょうか。馬がいなくては出陣にはなりません、早く各郷の騎馬武者が中村城、浮船条などに集結して、雲雀が原に駒を進める日が来ることを願って止みません。
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テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済
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