先日に鬼籍に入った、女優八千草薫のテレビ代表作「岸辺のアルバム」。評判を聞いて、DVDの前の時代レンタルビデオで見たことがありました(むろん全編ではありませんが)。 一家の住居が洪水で流されるのがラストシーンだったか、定かに覚えているわけではありませんが。
さて、先の台風19号。まさに今週末に予定されていた山車祭りの山車の格納小屋が増水した河川の水の直撃で、岸辺のアルバム状態、流出だけは避けられたようですが。

本来今頃は、牡丹を模した花で彩られた「花屋台」として出番を待つはずでしたが、なんとか流亡だけは避けられた格納小屋で息を潜めるのみ。 流入した瓦礫に埋められるように、粋な波型を描いた障子も何とも無残。果たして再起なるのか、このまま歴史に埋もれるのか。

斜めになっても、原形をとどめているように見える骨組みが、多少の救いですが。
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