そろそろ稲刈りが始まる時期ですが、断続的な雨で地面が緩くまだ作業は見かけません。

稲穂もこうべを垂れて「刈り取りを待つばかり」のような水田も出てきました。
こちらは品種「コシヒカリ」ですが、植え付けが遅かったせいか未だ葉に青味が目立ちます。しかも、多少倒伏気味。

しかし、もともと倒伏しやすいコシヒカリを栽培して収量を上げるコツは稲刈り時には作業に支障がない程度に倒伏させること。 真直ぐに立っている稲株では肥料不足、全く倒れてしまうのは肥料過剰。先の台風のように強風でなぎ倒されるのは、また別の要因。その辺の栽培管理は稲作農家の名人芸、AIはその名人芸を体系化できるか。AI管理に向いた品種の育成や選択も必要かもしれません。その前に運用コストもありますが。

実態を見ると、名人芸もありますが、黄金色の稲穂の上に黒々とした「稗(ヒエ)」の穂が蓋うような水田もあり、農家の技術や意識の多様化の現実も見えてきます。
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