和牛とは「国内で育った牛」と言う意味ではありません。ここでいう和牛は、何かと話題の吉本の芸人、漫才コンビの「和牛」ではありません。

もともと肉を食べる習慣がなかった江戸時代までの日本は牛は専ら役務用、いわば駆動機変わり。明治期以降に肉を食べる文化が定着して、荷車を曳かせていた牛を冷やして食べ始めたのが、いわゆる黒毛和牛。一般的に言う和牛で、明治以降外国種との交配で品種を固定させた褐色和牛等も「和牛」の括りのようです。
ですから、その種を持ち出せば、例えば「豪州産和」牛なるものの出現してきます。

環太平洋パートナーシップ貿易協定により輸入牛肉が増えているとか、国内の和牛肥育も安閑とはしていられません。個体管理はもちろんのこと、それらを餌や環境まで総合的に管理し、肉の量や質を高いレベルで安定させ、糞尿の利用体系まで含めたAI利用が求められます。 かなりのレベルで個体管理している山形牛の生産農家、牛を落ち着かせるコツは1頭ごとのブラシ掛けとか。AIもアナログも両方必要と言う訳か。
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