 例年デパ地下、高級スーパーの売場を彩ってきました 更地からの再出発です
ただの更地になってしまいました、昨年まで「きゅうり」で首都圏の高級マーケットを席巻してきた熊谷さんの畑です。 放射線対策も様々取りざたされてきました、私たちもいろいろな試験に取り組んでいます、ご提案も頂いています。熊谷さんにもいくつかの方法を試していただいています。 熊谷さんのきゅうりが汚染されているわけではありません、調査機関に送ったきゅうりも放射性物質は「不検出」でした。
先日のブログでも紹介したとおり、この畑は天地返しをしました。 表土を1m以上深く埋め、今まで下にあった土を表面に出します。これで放射能の影響は少なくなります。 欠点は栄養成分の豊富な土が下に行き、肥料や土壌微生物が少ない土が表面に来ることです。 それを急ピッチで、栽培に適した土に作り変えなければなりません。
 逆境にも余裕の笑み 熊谷さん
今月半ばには、きゅうりの苗を定植します。 有機質と微生物で土つくりを仕上げてゆきます、このような危機だからこそ、いままで培った技術が生きます。 プロの農家なので収穫量はもちろん大事です、昨年来山形大学と開発している「画像分析による味覚の測定」も使って、おいしさも求めてゆきます。 当時琉球大学の比嘉教授が、熊谷さんの作るミニトマトのたわわに実った実に驚いたことがありました。県から来る営農指導員が「ほんとに化学肥料をつかわなくてもこんなに野菜が出来るんですね」と勉強に通ってきました。 もう一度皆さんに驚いて頂きましょう、必ず驚くほどおいしいきゅうりが山ほど採れます。
そのような技術指導は、もう私もお手のものです。
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テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済
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