
福島市内でも仮設住宅の建設現場を目にするようになりました。景気の低迷で塩漬けになっていたビル建設の予定地や空き地の建ってきています。 飯舘村や川俣町山木屋地区など、計画的避難地域の「地区外退去」は5月31日までになっています。しかし、新聞報道によるとまだ3割程度が地域内に残っているようです。 妊婦や乳幼児がいれば別ですが、生活の場を離れたくない住民の心情はよく分かります。地域コミュニティもない 仕事もない、幾何学的に作られた空間に「当面あなたのお家です」といわれても困ってしまいます。

飯舘村内も騒然としていました、自衛隊の災害支援車両や警備のパトカーが行きかいます。写真で確認できますでしょうか、このパトカーは三重ナンバーです。 メディアでは、この夏の節電や暑さ対策の話題でもちきりですが、いままで潤沢な電力を供給してきた裏には大きなリスクがあり、その被害もまともに受けた地域があることを認識して頂きたいと思います。

先日、飯舘村で農林水産大臣などが放射線対策としてヒマワリの種をまくセレモニーをした畑です。 その看板を立てているところでした。看板を立て見たところで何の対策にもなりません。考えてみると人のいなくなる避難地域に、看板を立てる行為もなんとなく不自然に思えます。 ひまわりやアブラナにセシウムを吸収させると、植物が汚染物になります。その処理体系が未解決のままセレモニーを先行させても解決にはなりません。
放射能の対処方法については何通りかあります、試験中の技術もあります。 あすからは、それらの取り組みを紹介したいと思います。
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テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済
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