野菜専業農家、本宮市の熊谷幹雄さんとところでも畑の表土除去が始まりました。 ここでは、天地返し「畑の土の上下を反転します」線量計でざっと見ただけでも、放射線量が1/4程度に落ちます。

本来だと有機農業の傍ら、自然食の農家レストランを開店するはずだったご子息の智幸さん、土蔵を改造した店舗も完成していました。「什器」を「重機」に持ち替え作業オペレーターです。やり場のない無念が表情にも出ます。 いくら手を尽くしても、風評被害は日々蓄積されていますが、手を尽くさないないわけには行きません。

今まで野菜を育てていた表土(畑の表面の土)は土中深く埋め込みます、埋める表土にもEMぼかしと活性液を混ぜ込みます、そてに1m以上の土を被せます。 被せる土は、いままで畑の下にあったいわゆる「底土」、当然肥料や有機物があまり含まれていません。 それを、解決する作業も急ピッチで行います。有機質投与、土壌微生物確保いままで通りの収穫量と品質を維持するために新しい戦いがが始まります。 「幕田さんの肥料設計があるから大丈夫」と農家の方は泰然自若ですが、有機質の量と質・有機発酵資材の確保と調整など、風評にさらされる生産流通とともに、また新たな課題と戦わなければなりません。
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テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済
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