福島県の山間部を縦断。どの地方の山間部も、雪のある無しは別にして同様の風景ですが、この地方の林業をさらに混乱させているのが原発事故。

このように汚染土壌の仮置き場などを見ると、「復興が順調」はどこの演出だと思わずにいられません。もっとも、「問題がが山積」と強調すると「風評被害」を煽るのかと言うことになりますが。

農業以上に国際競争力が無いとされる「林業」。重機と運搬車を使い「近代化」「機械化」の伐採、搬出作業。切った材木の長さからすると建築用材ではなく、チップ用か。今の時代燃料でもないでしょうが。

元々この一帯は、椎茸原木の産地。かつては遠く国東半島まで移送されていたほど、原発事故で椎茸用原木の用途は絶たれました。 彼の「自動運転トラクター」も同様ですが、大型機械化・自動化は見た目は華々しいものの、コストの増大や回収まで見据えなければならないのが現実。しかし、なんとか競争力を生まなければ不毛の原野が増えるばかり。
只でさえ難しい林業・農業経営に追い打ちをかけたのが原発事故。さらには、原発輸出をもくろんだムラの戦略も各国から「原発いらない」の反応で、開発費用は損失に計上の様子です。温感化対策も追い風にはならなかったようです。
まずは、国内のこの状況を見ると世界各国「welcome」とはとても言えないようです。
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