まだ葉が付いていることもあり、遠目には蜜柑のようにも見えますが、実は柿。今年もオレンジ色の実をつけました。

「柿は豊作」と喜ぶ光景かといえば、さに非ず。少々実が付き過ぎで、はっきり言えば管理不足、もちろん経済行為としてで、実をつける柿の木には何の罪もないのですが。 これだけ実が付けば、1個に回る栄養が減少して充実した実にならなくなります。生食の柿ではなくて干し柿にする「加工原料」ですがそれにしても充実した実ではないと、干し柿の歩留まりも悪くなります。
東電の原発事故で何年か加工中止。その後段階的に再開したものの加工農家の高齢化も進み、往時の出荷量はありません。1次産業の「高齢化は全国共通」とはいえ、原発事故で生産を休止している業態に新規参入や後継があるはずもなく、放棄に近いような柿園も広がります。

長野や山梨などで、若手農家が生産技術を競っている話を聞くと羨ましい限り。原発事故の影響は8年経ってもなお、影rを落とします。
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