引き続き仙台の海。

ここより少し北方にある東北電力女川原発、東日本大震災の後は地震津波の影響は軽微だったというものの、諸般の事情で稼働中止中。震災の時も、2期が運転中だったのにお関らず、事故に至らず速やかに運転停止て現在も冷温状態。東北電力関係者は、東電事故との違いを「企業文化の違い」と誇るものの、事前の破壊的なエネルギーを真近で見ると単に「運が良かっただけ」と見れなくはありません。 しかし、壊滅的な被害をもたらした津波から原発が護られたことも事実。反面、報道によると東京電力ホールディングスのの前社長は、ニューヨークで「原発事故直後は現場の所長に報告が集中した」「対応に政権幹部の介入があった」などで「現場が無秩序になった」、と自らが被害者のようにも取れる講演を行ったとのこと。確かに、震災・津波の被害者には違いはないのですが。

沖行く客船から手前を見れば、波に黒点のようなサーファーの皆さん。原発事故現場の海は、浄化した後のトリチウム汚染水を海に流したい事故処理関係者と更なる風評被害を懸念する漁業関係者と県民。 同じ震災の被害地ながら、この差の大きさは何なのかと、尾を引く放射能災害の大きさに改めて驚くばかりです。
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