「解体工事」あれば「建設工事」あり。 解体工事の旧社宅からほど近い建設工事の現場、同じような中層階の建物ながら、「鉄筋jコンクリート」としか表現しようのない以前の構造物とは違い、こちらは木材をふんだんに使った「今風」の建物に見えます。

背景は日本の森林の荒廃か、「林業」が「業」として成立し難くなって相当の年月が経ちました。もちろん居住者の住み心地も考慮に入れての設計でしょうが。

かなり以前は、総檜や総欅の住居が「ステータスシンボル」とされ、成功者や富裕層の象徴とされていたようですが、ある意味堅牢で火災にも強いコンクリート建築が大型構造物を中心に大多数を占めてきました。 このように「木」を前面に(全面ではありませんが)出した建築は、政策的なものなのか需要者のニーズなのか。荒廃した山林に光明が差すような傾向だと良いのですが。もっとも、「全部輸入材」といわれると困ってしまいます。
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