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川内村の天山文庫
第1原発の事故の後、溜まりに溜った汚染水。冷却水を入れ続けるも、炉が損傷していて相当数洩れていて汚染水になっていて、放射性物質を取り除く装置で「浄化」しているものの、表向きはトリチウムと言う放射性物質は取れないため、トリチウムの除去できない汚染水をタンクに留め置かなくてはならない状況。タンクの設置できる面積も限度があるため、次の手段を考えなくてはなりません。
表向きと書いたのは、タンクの汚染水がトリチウムだけではなく他の放射性物質も含まれているとの話もあります。

タンクの汚染水を希釈し「海洋放出」が既成路線のようで、海洋放出と言っても、要は「水に流す」ことで、水に流すものを水で薄めて流してても「安全性の担保に意味があるのか」と、素人ながら思ってしまいますが。

汚染水の処理方法の「公聴会」が東京や福島各地で開かれました。「海洋放出止む無し」「苦渋の決断ながら最も合理的」などとの落としどころを探っているようにも見えましたが、一般公募で選ばれた発言者は挙って「海洋放出反対」の主旨の発言だったと新聞は伝えています。

国側の学識経験者も意見が一枚岩ではない様子で、問題の根の深さを浮き彫りにしました。背景は技術論もさることながら、「国・東電への不信感」が大きな要因とも伝えています、全く同感です。

DSC_0022.jpg

秋雨前線も土曜日の午後は小休止。公聴会の記録に目を通した後で所用で外出、普段は通らない住宅地の通路で見かけた郵便配達員。
ずいぶん前に聞いた今回の原発事故で一時全村避難をした川内村の配達員の方の話。もちろん原発事故の遥か以前の話ですが、当時川内村に「天山文庫」と言うものを作り住んでいた詩人の草野心平さん。「心平しぇんせい手紙です」と配達に行くと「配達っつあん、お茶のんでがっせ」と返してくれたということ。
もちろん昨今と言うより、かなり以前から郵便配達の途中にお茶をごちそうになることなど無かったでしょうが、原発事故以来何とも殺伐とした経済至上主義の暗部が目立つようになりました。世論などなかなか誘導出来るものでもないことも分かりましたが。

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