菅首相が、突然浜岡原発所の停止を要請しました。 福島での被害を勘案すれば当然のことだと思います。私たちの研究や事業でもリスク・マネジメントということを考えます。 上手く行っている特は良いが、もし計画が狂ったら?農業の場合は天候上の変動要因があるので余計に深刻です。 逆に農業は気象要因のリスクがあり工業製品のように計画的な採算や販売ができないと言う指摘もありますが、例えば石油のような投機マネーによる価格上昇、為替の変動リスクなど個人や企業、国でも抑制困難なリスクに囲まれながら経済活動を行い、それぞれリスクヘッジを行っていますています。 計画上予期せぬ出来事があっても、それに対応できる仕組みや、予備の人・モノ・金などを準備しておくことがリスクマネジメントです。 発電・売電という経済行為を行っている東京電力や、経済活動の主務官庁である経済産業省が「あまり大きなリスクは目をつぶろう」と、原子力炉立地と運用を決定し、または監督していたとすればやはり犯罪的なマネジメント上のミスで、原子力災害賠償や復旧費用等を通じて桁外れのコストを負担するようになるのは当然のことです。
ところで、桜、桃と続き福島の風景をピンクに染めていた花々も、新緑とともに白い花々に変わってきました。ピンクほど艶やかではないものの、まだ淡い新緑にあいだに咲く清楚な白い花もまた良いものです。福島は本当に「色」のある処だと思います。
 リンゴの花です、桜や桃とちがい新葉とともに花が咲きます。青森から見ると一ヶ月も近く花の時期が早くなります、その分余計に未が太陽を浴びるのでりんごが甘くておいしいと福島の農家は自慢します。

梨は、ブドウのように棚と呼ばれる網目の段に枝を這わせます。その網目の上に枝が伸び白い花がいまや盛りと咲き誇ります。ここは福島市萱場地区全国的に名の通った産地です、梨が植わる以前は文字通り萱野だったところです。 福島県といえば、原発立地に近い浪江町などにも梨の産地がありました。立ち入り禁止区域の見る人もいない梨畑に白い花だけが咲いているのでしょうか。

震災の液状化現象で、石塀が崩れマンホールがが浮き出た道路も白いハナミズキが咲きました。電柱は立て直しましたが、まだいたるところにアスファルトの陥没があります。 復旧は予算があればできますが復興は予算だけではできません、農業復興はどうなるのでしょうか。
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