製造業と同じで、生産コストを落とすためには「規模の拡大」。自動化・機械化による作業の効率化、下手なコンサルタントでも描ける対象方ですが「畜産業界」には大きな障害があります。
「附尿処理」これが生産規模が大きくなるほど深刻化します。

畜産糞尿を堆肥化して農地に肥料として入れるので「農家から引っ張りだこ」というのは、今を去る50年前の高度成長期、朝ドラで言えば前々回の「ひよっこ」頃までの話。

畜産業を大規模化すると、ついて回るのは排泄物の処理。山林を確保しストックの名目で実質廃棄していた「裏技」も環境配慮の時代で使えなくなりました。 したがって、規模の大小にかかわらず野菜や果物、稲作などの農家が喜んで使う「堆肥の供給」が畜産農家も身を守る手立てになりました。その様な畜産業界の動向も順次書きたいと思います。
スポンサーサイト
|