大震災からの復興事業の一環でもある、新幹線を跨ぐ高架が形になって来ました。東京日本橋の上の首都高が景観を損ねると何かと不評で、先のオリンピックに間に合わせるための急ごしらえだった首都高を今度は地下トンネルにできないかと検討中とのことです、実施は決まったのかもしれません。

東北の大動脈、函館まで伸びる新幹線が手前の高架、それを跨ぎさらに東北自動車道の上を通ります。 近辺には大規模ショッピングモールの開発計画があり、実現すれば長閑な田園風景も一変しますが。このようなハードの建設をよそに、何度か書いていた「原発ADR」の裁定を東電側が拒絶をしていて、仲裁機関が和解仲裁を打ち切る決定について、申し立てをしていた住民側が裁判に踏み切る模様。

被災地へのインフラ整備と被害に遭って生活や事業に支障をきたした話は、別物と言えば別物で「怒りが沸点」というのも理解できます。東電側が「誓い」「お約束」と言う形で、ADR和解案尊重と言ってきたことを考えれば住民側の怒りの沸点が低いとは考えられず、逆に今までよく辛抱したと思えるくらいです。
大なり小なり原発事故の後遺症が残るなか、「対岸の火事」とは思わず、成り行きを注視したいと思います。
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