長らく日本農業の「核」とされてきた水田農業、それが「曲がり角」とされて50年近。もうここまで来ると、もう曲がり角とは言えず渦巻き状の迷走状態。

何やらこれやら、今年も田植えの季節です。食糧生産の根幹から「余剰」「割高」に転落して、抜本的な改革を先送りしながら、水田農業を自然死状態に追いやった国策の作戦勝ちか。それにしても無為な時間と予算が必要とされました。

25年前は予想もしなかった、大型の田植え機械で苗を植えるのが水田の常識になりました。この田植え機械とてせいぜい中型、かつて乗用の田植え機など「八郎潟じゃあるまいし」と言う時代もありました。

稲作のコスト計算はさて置き、畔で作業の老人、人生何十回目の稲作か。あと何回出来るかを考えているかも知れません。 昨日の家庭菜園のように「心のよりどころ」にも見えてきます、何かと奥の深い「農業」の姿です。国策は農業を護って来たのか、まもっとのは周辺産業か、何とも言い難いところです。
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