通り慣れている道も「ハナミズキ」の時期になると、ほかの世界に紛れ込んだかのようです。

この道の両側は住宅街、20年くらい前から造成が始まり15年くらい前にほぼ完売したエリア。当時小さなこともがいて入居してきた住民も、子供が進学などで親の住居を離れる時期。 そのせいか、以前クリスマスの頃盛んに取り付けられていたイルミニューションが「年々少なくなっている」と、以前書きました。 もちろん感覚的なことで、厳密に調査をしたわけではありませんが。 その分住民の年齢が上がり、子供にお手が掛からなくなると、花作りなどに精が出るようです。車道との境、歩道側に植えられた街路樹の根元、わずかな土の隙間に小さな花を植える習慣が出てきました。 「一斉に」と言うのではなく、我が家の前に好みの花を、と言う傾向のようです(これも調査したわけではありませんが)。

これはもう少し田舎道、部落で集ってスイセンを植えているようです。如雨露を持ったおじさんは、当番か組長さんか。蔭の濃さにも、晩春の気配が感じられます。
スポンサーサイト
|