霊山(りょうぜん)と読みます。いつも福島盆地から西側の、吾妻・安達太良を写していましたがこちらは東、つまりは太平洋側。この山の向こう相馬地方になります。

やはり標高の高い奥羽山脈とは違い最高峰でも1000㍍に足りない阿武隈産地、いわば里山の連山。 もっとも首都圏にも近く、中通からは福島・郡山から東京へは新幹線1本。私鉄やJRを乗り継いで毎朝通勤する首都圏のサラリーマンと同じくらいの時間で、八重洲や丸の内に立てます。

果樹あり野菜ありお米あり、それなりに暮らしやすい場所なのですが、7年前に来た地震はともかく、その後の人災の方がなかなか収まりません。昨日もNHKで3.11関連の原発の是非の特集をしていました。有働アナもAIから原発までなかなか大変です。
「科学的根拠で放射能はきっちり管理すれば安全で、政情不安定な外国の化石燃料に頼るよりも自国の科学技術を信頼して」と、一見もっともらしいことを言う「識者」もいますが、事故前も原発の安全には万全を期して」が[原発の安全には万全を期したことにして」であったことが明々白々になって来て、事故から7年経っても「デブリの場所を調査中」では、信頼に値する科学技術かと言いたくもなります。

かつての先端的な遺伝の技術、ハイブリット技術の蚕糸で世界に名を馳せた時代の建造物等見ながら、目先のカネの恐ろしさとそれ群がる産業構造にちょっとうすら寒さを感じながら、これから「復興」をめざして東京で展示会です。
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