桃の節句もいつの間にか過ぎました。このところブームだった「吊るし雛」も今年は見かけませんでした。5~6年前かいたる所で見かけた吊るし雛も、割と手軽に見栄えがしてなお季節性も謳えると、商工会などが音頭を取り「雛祭企画」として行ったのですが、割と一般的になり過ぎたのと、やはり大きな企画に人が集まる傾向で、「成功組」「撤退組」が分かれたようです。福島市内でも成功組の商工会(市町村合併前の名残)がありますが、今年は通りが掛かる様なご縁もなく「吊るし雛」は見ることが出来ませんでした。
雛は見れませんでしたが、陽に輝く川の色は「ようやく春」の光沢です。

三寒四温の時節で、このまま「梅桜桃」とは行きませんが、今年の冬は寒かったと過去形で語れるような気配になりました。
孫の初節句には、雛人形よ武者絵の幟よと節句のはるか前から段取りに余念がなかった祖父達も、鬼籍に入って久しくなりました。訳も分からず祝ってもらっていた幼児も、それぞれ成長して家を離れてしまいました、見かけたよその子で昔を偲ぶ昨今。

おそらく春節句か、記憶にない幼少の頃「惨劇」にあったのでしょう、避難者向けの復興住宅の前ではスケートボードの少女が歩道を移動中。何もなければサーフィン少女にでも育っていたのか、3月11日が近付くと「味も素っ気もない」識者と言われる方々のコメントがまた溢れてきます。
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